内部リンクの貼り方は?3ステップで設定しSEO効果を高める方法

内部リンクの貼り方がわからず、記事の公開を後回しにしたまま悩んでいませんか?
「どこに貼ればいいのか」「何個貼れば足りるのか」と迷う方は、初心者から経験者まで多くいます。
内部リンクとは、自分のサイト内にあるページ同士をつなぐリンクのことです。貼り方は、リンクにしたい文章を選んでリンク先のURLを設定する、3ステップだけです。
この記事を読めば、WordPressでもHTMLでも内部リンクを正しく貼れるようになります。さらに、検索エンジンと読者の両方に伝わるリンクの選び方と、公開後の点検方法まで身につきます。
結論: 内部リンクは「関連するページへ」「内容が伝わる言葉で」貼れば、検索エンジンにも読者にも正しく届きます。
内部リンクとは何を指す言葉?
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクです。たとえば、ブログ記事の途中から同じブログ内の別記事へ案内するリンクが当てはまります。
英語では「Internal Link」と呼びます。難しく聞こえますが、駅の案内表示のようなものと考えると分かりやすいでしょう。表示があれば、初めて訪れた人でも目的の改札へ迷わず進めます。
内部リンクと対になる言葉が、外部リンクです。外部リンクは、別のドメインにあるサイトへ向かうリンクを指します。2つの違いは次の表のとおりです。
| 項目 | 内部リンク | 外部リンク |
|---|---|---|
| リンク先 | 同じドメイン内のページ | 別のドメインのサイト |
| 主な目的 | 回遊を促し、ページ同士の関係を伝える | 根拠の提示や参考情報の紹介 |
| 具体例 | 自社ブログの関連記事へのリンク | 官公庁の統計ページへのリンク |
| 自分で管理できるか | できる | 相手先の更新に左右される |
自分の判断で自由に設置できる点が、内部リンクの大きな強みです。SEO対策では、まず同じサイト内のリンクを整えることから始めます。
内部リンクを貼るとどんな効果がある?
内部リンクには、検索エンジンへの案内、ページの関係の伝達、読者の回遊の促進という3つの効果があります。
Googleは、リンクをもとにページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つけています。Google 検索セントラルでは、関心のあるページすべてに、同じサイト内の別ページから1つ以上リンクを設けることが推奨されています。
3つの効果を整理すると、次のようになります。
- クロールの促進: リンクをたどって、検索エンジンのロボットが新しい記事を見つけやすくなります。
- ページの関係の伝達: 関連する記事同士をつなぐと、サイトが扱うテーマの全体像が伝わります。
- 回遊の促進: 読者が次に知りたい情報へ移れるため、1回の訪問で読まれるページが増えます。
具体例を挙げます。公開したばかりの新記事は、どこからもリンクされていなければ見つけてもらえません。トップページや関連記事から1本リンクを貼るだけで、発見されるきっかけが生まれます。
さらに、記事の終わりにサービス紹介ページへのリンクを置けば、読者の次の行動である問い合わせにもつなげられます。内部リンクは、順位対策だけでなく、成果を生む導線づくりにも役立ちます。
内部リンクの貼り方は?基本の3ステップ
内部リンクの貼り方は、「リンク先を決める」「文章を選ぶ」「URLを設定する」という3ステップです。
- リンク先のページを決める。 今書いている記事の内容を補う記事を、1つ選びます。たとえば「SEO対策とは」の記事なら、「キーワード選定の方法」の記事が候補になります。
- リンクにする文章を選ぶ。 リンク先の内容が伝わる言葉を、記事の文章の中から選択します。
- URLを設定する。 選んだ文章に、リンク先ページのURLを紐づけます。
この流れは、使うツールが変わっても同じです。次に、WordPressとHTMLそれぞれの操作を説明します。
WordPressのブロックエディタで貼る手順
- 編集画面で、リンクにしたい文章をドラッグして選びます。
- ツールバーのリンクアイコンを押します。キーボードでは、Windowsなら「Ctrl+K」、Macなら「Command+K」で同じ操作ができます。
- 入力欄に、リンク先の記事タイトルの一部を入力します。候補が表示されたら、目的の記事を選んで「Enter」キーを押します。
- プレビューを開き、リンクをクリックして、正しいページへ移動するか確認します。
タイトルで検索できるため、URLを手入力する必要はありません。URLのコピーミスによるリンク切れも防げます。
HTMLで貼る手順
HTMLでは、aタグとhref属性を使ってリンクを作ります。
<a href="/blog/keyword-research/">キーワード選定の方法</a>
href属性にリンク先のURLを書き、aタグで囲んだ部分がリンクの文字になります。この文字をアンカーテキストと呼びます。
URLは、「/blog/keyword-research/」のようにドメインを省いた書き方でも、「https://example.com/blog/keyword-research/」のようにドメインまで書く方法でも、リンクとして機能します。どちらかに統一しておくと、後から修正しやすくなります。
なお、Googleがたどれるリンクは、aタグにhref属性が付いた形式が基本です。JavaScriptで画面を移動させる形式などは、読み取られない可能性があります。
リンクの開き方は、同じタブが基本です。別タブで開くと読者が元の記事へ戻りにくくなるため、迷った場合は同じタブを選びます。
内部リンクのアンカーテキストはどう書く?
アンカーテキストは、リンク先の内容がひと目で分かる言葉にします。Google 検索セントラルでは、内容が具体的で、適度に短く、リンク元とリンク先の両方に関連する言葉が良いとされています。
悪い例と良い例を、理由とあわせて比較します。
| 悪い例 | 良い例 | 理由 |
|---|---|---|
| 詳しくはこちら | 内部リンクの効果を高める方法 | 「こちら」では、リンク先の内容が伝わらないため |
| 詳細 | アンカーテキストの書き方 | 1語だけでは、何の詳細なのか判断できないため |
| SEO SEO対策 内部リンク 貼り方 | 内部リンクの貼り方を解説した記事 | キーワードを並べると、不自然な文章になるため |
| 文章の一文をまるごとリンクにする | 「内部リンクの貼り方」のように要点だけをリンクにする | 長すぎると、どこが要点か分かりにくいため |
アンカーテキストを書くときは、次の3点を守ります。
- 具体的に書く: リンク先で読める内容を、言葉に含めます。
- 自然な文章の中に置く: キーワードを無理に入れると、読みにくくなります。
- リンクを連続させない: 隣り合うリンクは区別しにくく、周りの文脈も失われます。
画像をリンクにする場合は、alt属性がアンカーテキストの役割を果たします。リンク先が分かる説明文を、alt属性に入れてください。
具体例で確認します。「内部リンクの貼り方」の記事から、設定後の点検方法を紹介する記事へつなぐ場面です。「こちら」ではなく、「Search Consoleでリンクを確認する方法」と書けば、読者はクリック前に行き先を理解できます。
内部リンクはどこにいくつ貼る?
貼る場所は、読者が次の疑問を持つ直前の文章です。数の目安は、本文5,000文字あたり3〜5本です。この数は一般的な運用上の目安であり、Googleが定めた基準ではありません。
位置ごとに、向いているリンクと理由を整理します。
| 位置 | 向いているリンク | 理由 |
|---|---|---|
| 本文の途中 | 説明を補う関連記事 | 疑問が生まれた瞬間に、答えへ案内できるため |
| 章の終わり | その章を深掘りする記事 | 興味を持った読者が、すぐ詳細へ進めるため |
| 記事の最後 | 次に読んでほしい記事、サービス紹介ページ | 読み終えた読者に、次の行動を示せるため |
| パンくずリスト | 上位カテゴリやトップページ | サイト内での現在地が分かり、迷いにくいため |
数を決めるときは、次の3つの考え方を使います。
- 読者の疑問に答えるページだけに絞る: 関係の薄いページへのリンクは、離脱の原因になります。
- 重要なページへ、複数の記事からリンクを集める: 問い合わせにつながるページは、関連する記事の多くから案内します。
- 同じリンク先は、1記事につき1〜2回までにする: 何度も繰り返すと、読みづらくなります。
たとえば、サービス紹介ページを育てたい場合を考えます。そのテーマに近い10本の記事を選び、各記事の最後に1本ずつリンクを貼ります。読者の流れが、記事からサービス紹介ページへ自然に集まります。
反対に、1つの段落に3本以上のリンクを詰め込むのは避けます。リンクが多すぎると、どれをクリックすべきか読者が判断できません。
内部リンクの貼り方でよくある失敗は?
内部リンクの失敗は、アンカーテキスト、リンクの形式、リンク先の管理の3つに集中します。代表的な6つの失敗と対策は、次のとおりです。
- アンカーテキストが「こちら」「詳細」だけ: リンク先の内容が伝わりません。「内部リンクの貼り方の手順」のように、具体的な言葉へ書き換えます。
- キーワードを無理に詰め込む: 不自然な文章になり、読者にも検索エンジンにも逆効果です。自然な文章の流れで書きます。
- aタグとhref属性を使っていない: JavaScriptだけで移動する形式は、Googleに読み取られない場合があります。HTMLのaタグでリンクを作ります。
- 画像リンクにalt属性がない: 画像をリンクにした場合、alt属性がアンカーテキストの代わりになります。リンク先が分かる説明を入れます。
- リンク切れを放置する: 記事の削除やURL変更で、リンク先が表示されなくなります。公開後に定期的に点検し、修正します。
- どこからもリンクされないページを作る: 内部リンクが1本もないページは、見つけてもらいにくくなります。関連する記事から、最低でも1本はリンクを貼ります。
とくにリンク切れは、記事数が増えるほど起こりやすくなります。たとえば100記事を超えるサイトでは、目で確認するだけでは見落とします。次の章で紹介する点検方法を、月に1回の習慣にしてください。
内部リンクの設定後はどう点検する?
内部リンクの点検は、Google Search Consoleの「リンク」レポートから始めます。Googleが認識しているサイト内のリンクを、無料で確認できるためです。
月に1回、次の手順で点検します。
- Search Consoleを開き、左側のメニューから「リンク」を選びます。
- 「内部リンク」の欄で「その他」を押し、ページごとのリンク数を表示します。
- 重要なページのリンク数が少なければ、関連する記事からリンクを追加します。
- リンク数が極端に少ないページを探し、孤立していないか確認します。
- 記事を実際に開き、リンクをクリックして、リンク先が正しく表示されるか確かめます。
この方法では、リンクがページ内のどこにあるか、どんなアンカーテキストが使われているかまでは分かりません。詳細を調べたい場合は、サイトを巡回して調べるクローラーツールを併用します。Screaming Frogなどのツールが知られています。
サイト全体のリンク構造をまとめて確認したい場合は、内部リンク可視化ツールの「Linkmap-Graph」が役立ちます。サイトのURLを入力すると、同じドメイン内を自動で巡回し、ページ同士のリンク関係をグラフで表示します。点検で見落としやすい、次の4点を確認できます。
- 孤立記事の発見: 内部リンクがほぼ集まっておらず、検索エンジンに見つけられにくいページが分かります。
- ハブ記事の特定: リンクが集まっている、サイトの中心となる記事が分かります。
- リンク切れの検出: 404になっている内部リンクと、そのリンク先を一覧で確認できます。
- リンク提案: 内容が似ているのにリンクされていない記事ペアを自動で検出します。
登録は不要で、1日あたり最大3,000ページまで無料で診断できます。
内部リンクの状況とリンク提案が見たい人は今すぐ診断しましょう!
Linkmap-Graph で無料診断する →JavaScriptでアンカーテキストを挿入している場合は、Search Consoleの「URL検査ツール」も使います。描画後のHTMLにアンカーテキストが含まれているか、確認できます。
点検で見つけた問題は、その場で修正してください。公開後に点検して直すまでを1セットにすると、内部リンクの質が保たれます。
「内部リンク 貼り方」に関してよくある質問
Q. 内部リンクは1記事に何本まで貼れますか?
上限を一律に決める必要はありません。目安は本文5,000文字あたり3〜5本です。読者の疑問に答えるリンクだけを残し、関係の薄いリンクは削ります。
Q. 内部リンクは新しいタブで開くべきですか?
同じタブで開く設定が基本です。別タブにすると、読者が元の記事へ戻る手間が増えます。
Q. 内部リンクにnofollowは必要ですか?
通常の内部リンクには付けません。nofollowは、紹介したくないリンクなどに使う属性です。自分のサイト内のページは、検索エンジンにも見つけてもらいたいため、そのままリンクにします。
Q. 古い記事にも内部リンクを貼り直す必要はありますか?
必要です。新しい記事を公開したら、関連する古い記事から新記事へリンクを追加します。どこからもリンクされていない新記事は、見つけてもらいにくいためです。
まとめ
内部リンクの貼り方は、リンク先を決め、文章を選び、URLを設定する3ステップです。効果を高めるカギは、関連するページへ、内容が伝わるアンカーテキストで貼ることです。
この記事の要点を整理します。
- 内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクです。
- クロールの促進、ページの関係の伝達、回遊の促進という3つの効果があります。
- アンカーテキストは「こちら」ではなく、リンク先が分かる具体的な言葉にします。
- 数の目安は本文5,000文字あたり3〜5本で、読者の疑問に答えるものだけを残します。
- 公開後は、Search Consoleのリンクレポートで月に1回点検します。
最初の一歩として、最近公開した記事を1本開いてください。その記事から関連する記事へ、3本の内部リンクを貼ります。手順に迷ったら、「内部リンクの貼り方は?基本の3ステップ」の章を見ながら進めてください。
出典一覧
