内部リンクのチェック方法は?3つの視点で切れ・漏れを点検する手順

記事をたくさん書いたのに、検索結果に出てこないページがある。そんな悩みを抱えていませんか?
原因は、内容ではなく「内部リンク」にあるかもしれません。リンク切れや、どこからもリンクされていないページは、自分では気づきにくいものです。
内部リンクのチェックは、「リンク切れ」「孤立ページ」「アンカーテキスト」の3つの視点で行います。Search Consoleでの確認と、サイト全体を図にして見る方法を組み合わせると、数百ページのサイトでも漏れなく点検できます。
この記事を読めば、今日から使える点検の手順がわかります。さらに、見つけた問題の直し方と、直す順番まで身につきます。
結論: 内部リンクのチェックは、Search Consoleで数を確認し、可視化ツールで全体の形を見る、の2段構えで行います。
内部リンクのチェックでは何を確認する?
内部リンクのチェックでは、リンクが正しく動くか、必要なページに集まっているか、言葉が適切かの3点を軸に、全部で5項目を確認します。
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。チェックとは、その状態を定期的に点検し、問題を見つけて直す作業を指します。
確認する項目は、次の表のとおりです。
| 確認項目 | 見るポイント | 放置した場合の影響 |
|---|---|---|
| リンク切れ | リンク先が404エラーになっていないか | 読者が行き止まりに当たり、離脱します |
| 孤立ページ | どこからもリンクされていないページはないか | 検索エンジンに見つけてもらいにくくなります |
| リンクの集まり方 | 重要なページにリンクが集まっているか | サイトの中心となるページが伝わりません |
| アンカーテキスト | 「こちら」など、内容が不明な言葉がないか | リンク先の内容が読者に伝わりません |
| リンクの貼りすぎ | 1つの段落にリンクが並んでいないか | どれを押すべきか、読者が迷います |
この5項目を、順番に見ていけば十分です。いきなり全部を直そうとせず、まずは現状を知ることから始めます。
点検の頻度は、月に1回が目安です。記事を10本以上公開した月は、あわせて確認します。更新が多いサイトほど、リンクの状態は変わりやすいためです。
内部リンクを可視化してチェックするには?
内部リンクを可視化するには、「Linkmap-Graph」のような専用ツールを使うのが近道です。ページ同士のつながりを図にして、サイト全体を一目で確認できます。
Linkmap-Graphは、サイト内の内部リンク構造を可視化するツールです。ページを点、内部リンクを線として描くため、サイトの構造が直感的にわかります。主にSEO担当者の内部リンク最適化を支援するツールとされています。
ここまでの章で確認したチェック項目は、このツールの機能と次のように対応します。
| チェック項目 | Linkmap-Graphでできること |
|---|---|
| リンク切れ | リンク先が404になっているページと、その元のリンクを一覧で確認できます |
| 孤立ページ | 内部からのリンクがほとんどない記事を洗い出します |
| リンクの集まり方 | 多くのリンクが集まるハブ記事と、リンクを足すと伸びる可能性がある記事を見つけます |
| 行き止まりページ | リンクを出す数が少なく、回遊が止まっている記事を示します |
| リンクの貼り忘れ | 内容が似ているのにリンクされていない記事のペアを、リンク提案として示します |
使い方は、次の3ステップです。
- 診断したいサイトのURLを入力し、診断を開始します。
- ツールが同じドメイン内を自動で巡回し、内部リンクを集めます。
- 結果をグラフや一覧で見て、改善するページを決めます。
記事数が多いサイトでも、図にすると「周りとつながっていない点」が孤立して見えます。文章や表だけでは気づきにくい問題を、直感で見つけられるのが大きな利点です。
このツールは、Search Consoleで見つけた「数」の問題を、「どこを直すか」に落とし込む場面で役立ちます。
内部リンクを目で見て点検したい方は、Linkmap-Graphでサイトを診断してみてください。
Linkmap-Graph で無料診断する →なぜ内部リンクのチェックが必要?
内部リンクのチェックが必要な理由は、検索エンジンと読者の両方が、リンクを手がかりにサイトを理解しているからです。
Googleは、ページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つける際に、リンクをシグナルとして使っています。また、関心のあるすべてのページに、同じサイト上の別ページから1つ以上リンクを設けることが推奨されています。
つまり、リンクが壊れていたり、リンクを受けていないページがあったりすると、この仕組みがうまく働きません。チェックを続ける理由は、ここにあります。
チェックを怠ると怖いのは、問題が自然に増える点です。問題は、主に次の3つの場面で発生します。
- 記事を削除したとき: その記事へのリンクが、すべてリンク切れになります。
- URLを変更したとき: 古いURLを使ったリンクが、転送されずに残ります。
- 新しい記事を公開したとき: 関連する記事からのリンクを貼り忘れ、孤立ページになります。
たとえば、100記事を超えるサイトでは、目で確認するだけでは見落としが出ます。チェックを仕組み化しておくことが、サイトを健全に保つ近道です。
Search Consoleで内部リンクをチェックするには?
Search Consoleでは、「リンク」レポートを開けば、ページごとの内部リンク数を無料で確認できます。
Googleは、自分のサイトへのリンクとサイト内のリンクを、Google検索が認識しているとおりに確認できるリンクレポートを提供しています。
手順は次のとおりです。
- Search Consoleを開き、左側のメニューから「リンク」を選びます。
- 「内部リンク」の欄で「その他」を押し、ページごとのリンク数の一覧を表示します。
- 重要なページのリンク数が、他のページより極端に少なくないか見ます。
- 気になるページをクリックし、どのページからリンクされているかを確認します。
一覧を出力して、表計算ソフトで並べ替えると、リンク数の少ないページを探しやすくなります。
この方法は無料ですぐ始められる点が強みです。一方で、リンクがページ内のどこにあるかや、どんなアンカーテキストが使われているかは分かりません。
この弱点を補うために、次の章で紹介するリンク切れの点検や、可視化ツールを組み合わせます。Search Consoleは「数を見る道具」、ツールは「構造を見る道具」と役割を分けると、迷いません。
内部リンク切れはどう見つける?
リンク切れは、リンク先が404エラーを返しているリンクを探すことで見つかります。
リンク切れとは、クリックしても目的のページが表示されないリンクのことです。読者にとっては、行き止まりになる、いちばん困る状態です。
見つけ方は、規模や手間に応じて3つあります。
| 方法 | 向いているサイト | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 目視でクリックして確認 | 30記事以下 | 道具が不要です | 大きなサイトでは見落としが出ます |
| クローラーツールで巡回 | 100記事以上 | サイト全体をあらゆるリンクごと確認できます | 設定と読み方に慣れが必要です |
| 可視化ツールで診断 | 30記事以上 | リンク切れを、元のページとあわせて確認できます | ツールごとに対象ページ数の上限があります |
クローラーツールとは、サイトを自動で巡回して、リンクを集めるプログラムです。Screaming Frogなどが知られています。
見つけたリンク切れは、次の3点を記録しておくと、直す作業が速くなります。
- リンク元のページ: どの記事に壊れたリンクがあるかを記録します。
- リンク先のURL: どのURLが表示できないかを記録します。
- 原因: 記事の削除、URLの変更、入力ミスのどれに当てはまるかを記録します。
この3点がそろえば、あとは上から順に直すだけです。直し方は、「内部リンクチェックで見つけた問題はどう直す?」の章で説明します。
内部リンクで孤立ページと貼りすぎはどう見つける?
孤立ページは、「リンクを受ける数」が0か極端に少ないページを探すと見つかります。貼りすぎは、この逆で「リンクを出す数」が多すぎるページを探します。
孤立ページとは、どこからも内部リンクされていないページのことです。Google 検索セントラルでは、関心のあるページには同じサイト上の別ページから1つ以上リンクを設けることが推奨されています。この状態では、検索エンジンも読者もページにたどり着きにくくなります。
ページのタイプごとに、見るべき数字と対応をまとめます。
| ページのタイプ | 見る数字 | 判断の目安 | 対応 |
|---|---|---|---|
| 孤立ページ | リンクを受ける数 | 0本 | 関連記事からリンクを貼ります |
| リンク不足ページ | リンクを受ける数 | 大事なページなのに1〜2本 | リンク元を増やします |
| 行き止まりページ | リンクを出す数 | 0本 | 次に読む記事へのリンクを足します |
| リンク過多ページ | リンクを出す数 | 1記事で、本文の量に対して明らかに多い | 関係の薄いリンクを削ります |
表の「判断の目安」は、この記事で提案する運用上の目安です。Googleが定めた基準ではありません。
貼りすぎの目安としては、本文の量に対するリンクの密度を見ます。内部リンクの貼り方の記事では、本文5,000文字あたり3〜5本を目安としています。この本数を大きく超えるページは、読者がどのリンクを押すべきか迷います。
Search Consoleの一覧でこれをすべて確認するのは、記事数が増えるほど大変になります。そこで、サイト全体を図にして見る方法を併用します。
内部リンクチェックで見つけた問題はどう直す?
見つけた問題は、読者への影響が大きい順に直します。第1位はリンク切れ、第2位は孤立ページ、第3位はアンカーテキストです。
すべてを一度に直すと、作業が終わらずに挫折します。先に優先順位を決めておくと、限られた時間でも効果が出ます。
| 優先順位 | 問題 | 直し方 | 目安の作業時間 |
|---|---|---|---|
| 1 | リンク切れ | 正しいURLに直すか、リンクを削除します | 1件あたり5分 |
| 2 | 孤立ページ | 関連する記事から、1本以上リンクを貼ります | 1件あたり10分 |
| 3 | アンカーテキストの不備 | 「こちら」を、リンク先がわかる言葉に直します | 1件あたり3分 |
| 4 | 行き止まりページ | 次に読む記事へのリンクを足します | 1件あたり10分 |
| 5 | リンクの貼りすぎ | 関係の薄いリンクを削ります | 1件あたり5分 |
表の作業時間は、あくまで概算の目安です。サイトの構成や編集の慣れによって、変わります。
リンク切れを直すときは、今の状況に応じて3つの選択肢から選びます。
- リンク先が別のURLに移った場合: 新しいURLに書き換えます。
- リンク先の記事を削除した場合: 代わりになる関連記事へ向けるか、リンク自体を外します。
- 入力ミスの場合: URLを正しく入れ直します。
アンカーテキストの直し方は、Google 検索セントラルの考え方が参考になります。内容が具体的で、適度に簡潔で、リンク元とリンク先の両方に関連する言葉がよいとされています。
例として、「詳しくはこちら」というリンクを、「Search Consoleでリンクを確認する手順」に直します。これだけで、リンク先の内容がクリック前に伝わります。
直したあとは、もう一度チェックして、問題が消えたか確認します。この確認までをセットにすると、直し漏れが防げます。
「内部リンク チェック」に関してよくある質問
Q. 内部リンクのチェックはどのくらいの頻度で行うべきですか?
月に1回が目安です。記事をまとめて公開した月や、URLを変更した直後は、すぐに確認します。
Q. リンク切れを放置するとどうなりますか?
クリックした読者が目的のページを見られず、行き止まりになります。サイトへの信頼も下がるため、見つけ次第直します。
Q. Search Consoleだけで内部リンクをチェックできますか?
ページごとのリンク数は確認できます。ただし、リンクの位置やアンカーテキストはわからないため、クローラーツールや可視化ツールを併用します。
Q. 孤立ページを見つけたとき、最初に何をすればよいですか?
内容が近い記事から、1本リンクを貼ります。この1本で、検索エンジンと読者の両方がページにたどり着けるようになります。
まとめ:内部リンクチェックの要点!
内部リンクのチェックは、Search Consoleで数を確認し、可視化ツールで全体の形を見る2段構えで行います。見る項目は、リンク切れ、孤立ページ、アンカーテキストを中心にします。
この記事の要点を整理します。
- 確認する項目は、リンク切れ・孤立ページ・リンクの集まり方・アンカーテキスト・貼りすぎの5つです。
- Search Consoleの「リンク」レポートでは、ページごとのリンク数を確認できます。
- リンクの位置やアンカーテキストは、クローラーツールや可視化ツールで補います。
- 直す順番は、リンク切れ、孤立ページ、アンカーテキストの順です。
- 点検は月に1回、直したあとは再度確認します。
最初の一歩として、今日はSearch Consoleの「リンク」レポートを開いてください。リンク数が最も少ない3ページを探し、関連記事からリンクを1本ずつ貼ります。サイト全体の構造を目で確かめたい方は、Linkmap-Graphで診断してみてください。
出典一覧
